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2006年4月 5日 (水)

お星様になったの?

火葬場についてからのお参りは時間があまりありません。

名古屋の火葬場は八事にしかなく、200万名古屋市民の最後のお別れの場所になっています。現在では火葬場の能力を超えそうなこともおおく、職員の方はてんてこまいです。それこそ時間帯によっては荼毘のお経がこんがらがるくらいに重なり合ってしまいます。しかし、最後のお別れの場所です。職員の方々も、棺を炉に納められるときは深々と一礼し、遺族にも重ねて一礼されます。私も心を引き締めてお経をあげさせていただいております。

時間があまりないことを承知で、職員や担当の方々にご迷惑をかけることを承知で、いつもお経の後に、見送りにこられた皆さんにお話をさせていただいております。そんなたいした話ではありません。お別れができることに感謝しましょうという内容です。

あるとき、おじいちゃんを見送りにきたお孫さんがいらっしゃいました。小学2年生と年長さんです。この二人はお葬式の時からとても静かに手を合わせていました。また子供らしくにこにことはしゃいでいる姿は、遺族に笑顔をくれていました。炉に炎が入った印の赤ランプが点灯したとき、2年生のボクがいいました。「おじいちゃん空にのぼるの?」ふりかえると年長さんのおじょうちゃんが「お星様になれるのかな?おばあちゃんとあえてるかな」

もちろんだよ。おじいちゃんのからだはねこの空いっぱいに広がってね、風にのってくるくる地球をひとまわりだよ。地球をまわるのにあきたら、お空の上に昇ってね、お星様になっていくんだよ。いつでも光ってボク達をみてるからね。もちろんおばあちゃんと一緒にね。よかったねおじいちゃん、おばあちゃんにあえるね。

ボク達はにっこり笑ってくれました。おじいちゃんは満足でしょうね。こんな優しいお孫さん達と晩年を一緒に過ごすことができて。棺の上に飾られていたお花に添えられていた名前はこのボク達の名前でした。身体は消えても、こころは残ります。

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